九州大学陸上部短距離パート 新歓2022

九州大学陸上部短距離パートの、新歓2022のブログです!

1.全ての出会いに感謝 1年/小川翔大

  皆さんこんにちは。枝豆陸上練習日記の中の人です。え?まだチャンネル登録してない人がいるって本当ですか?それは大変だ。直ちにこのブログを閉じてチャンネル登録をしてください。

  ところで最近、全然動画を更新出来ていないのですが、脚の怪我で長いこと走れていなかったので動画を撮ることが出来なかったんですよね。もうそろそろ復帰出来そうなので動画の更新を楽しみに待っていてください(ν)


   さて、余談は置いておいて、今回は自分がなぜ大学に来てまで陸上をやっているのかということを話していきます。要するに、みんな大好き自分語りし放題って事ですね。なるべく話が面白くなるように語って行きたいと思いますので、最後まで読んでいただけると喜びます。

   

  話は約4年前に遡ります。高校に入りたての僕はそれまで熱心に練習していたパルクールとダンスにかなりの「飽き」を感じていました。競技としてどこか欠陥があるというか、優劣の基準が曖昧というか、何か物足りなさを感じていたのだと思います。

  特に部活に入る事も考えていなかったので、しばらく全く運動をせずアホみたいに勉強をするという、今考えると頭が狂っていたのかなあ、とも思える生活を数ヶ月過ごしました。その結果何が待っていたのかと言うと、深刻な運動不足です。アンガールズと並べても見劣りしないレベルで体が細くなったように見えて、かなり不安と恐怖に駆られました。

  

  そこで初めて「なんか部活やってみようかな」という気になりました。とは言っても、自分は球技が下手ということで学年で少し有名になるくらい球技音痴で、初めから球技系の部活は選択肢にありませんでした。バスケ部とか、指が何本あっても足りません。そこで色々消去法で考えた結果、とりあえず陸上部に入部してみるという事になりました。特別走るのが好きという訳ではなかったのですが、なんとなく面白そうとは当時から思っていたような記憶があります。

  何も分からずとりあえずみんなについて行き、ただ言われたメニューをヘロヘロになりながらこなすということを続けていった結果、入部から半年も経たないうちに腰椎分離症になり3ヶ月間の療養を余儀なくされました。陸上に対して熱意があった訳じゃないので、落ち込むことも無く「コルセットおもしれーw」とかTwitterで呟いてた記憶があります。その辺は今と何も変わってないですね。そこからは軽い補強と、みんなが走っているのをただ見るという、何とも味気の無い部活ライフを送る事になりました。

  が、この怪我とつまらない部活ライフが僕の陸上人生を大きく変えることになったと思います。毎日みんなの走りを見るだけの生活が暇すぎて、さすがに走り方についての勉強とかをして時間を潰そう。と思うようになったんですね。そこで少しネットで調べてみて気づくんです。「な...なんて奥が深くて面白い競技なんだ...!!」と。それからは毎日ネットを漁って走りの細かい分析をするようになりました。つまり、陸上にどハマりしてしまったという訳です(ν)

  

  今も今でもちろん走るのは楽しいし熱意をもって部活に打ち込んでいますが、当時の僕の熱意はもう超えることは出来ないんじゃないかなと思ってしまうほど、ハマっていました。これが、大学でも陸上を続けることになっていた理由の一つだと思います。多分、この怪我をしていなかったら陸上きついしつまらんから辞めよってなっていた可能性の方が高いと思われます。人生何があるか分からないですね。

   

  そして、怪我から復帰して3ヶ月程で100PB1秒以上更新し、完璧な陸上ヲタクが完成してしまいました(ちなみにこの時のPBを未だに更新出来ていません🥺🥺🥺)。これからの更なるPB更新を期待する中、世の中はとんでもない事になっていきます。はい、新型コロナウイルスですね。PBを出したのが高2のラスト試合だったので、更なるPB更新どころか高校生の間にもう試合に出れないかもしれないという危機に陥ってしまいました。      

  様々な記録会、地区大会、県総体が中止となっていく中、どうやら県選手権だけは開催するらしいという話が耳に入ってきました。しかし県選が開催されるのは7月。周りの皆はとっくに部活を引退し受験勉強に勤しんでいる中、呑気に部活をしていてもよいものだろうかという不安に駆られながらも、僕は最後まで部活をやり遂げるという選択をしました(結果として大学に合格出来たから良かったものの、これで落ちてたら洒落にならなかったです。)

  

  そして最後の試合、絶対にPBを出してやろうという気持ちで望みました。が、結果はPB+0.02秒という、なんとも言えない結果で僕の高校での陸上生活は幕を閉じました。順位が良かっただけにゴール直後は満足していましたが、時間が経つにつれてPBを更新出来なかったこと、目標であった10秒台を出すことが出来なかったことが、とてもとても、それはそれはとても悔しく感じるようになっていき、その事が頭にへばりついてしまいました。初めから高校で陸上を辞めるという選択肢は無かったのですが、この嫌な心残りが大学で陸上を続けることに対しての熱意をかなり強めたと感じます。

   


  とまあ、必要なことから余計なことまでべらべらと喋り続けてしまいましたが、僕と同じような経験をしている人は多分、かなり多いんじゃないでしょうか?コロナで出たかった大会が中止になったり、満足出来ない結果のまま終わってしまったりなど、陸上をやっている人ならあるあるな話でしょう。

  また、新入生に向けて何か言っておくと、九州大学に入ったからには何かしらの部活に入っておくことを強くオススメします。受験の時に感じたと思いますが、伊都キャン周りには本当に何もありません。広大な畑と...それ以外何かあるっけ?ってぐらい何も無いので、定期的に外に出なければならないというイベントを作っておかないと、半分引きこもりのような生活を送ることになりかねないです()

   

  結局何が言いたいかというと、部活に入ることは百里あって一害なし。ということです。本当に部活が楽しくて生活が豊かになっているのは間違いのない事実なので、これはもうみんなに感謝するしかないですね。全体を通して経験者向けの話になってしまいましたが、未経験者でも、まだ部活何にしようか決めてない人は是非陸上部に入ってほしいです。

   有り得ないぐらい長くなってしまってすみません。最後まで読んでくれてお兄さん嬉しいです///