九州大学陸上部短距離パート 新歓2022

九州大学陸上部短距離パートの、新歓2022のブログです!

6. エンスト 2年/別府直樹

  みなさんこんにちは。短距離新2年の別府直樹です。しょーもない内容ですがお許しください。


 僕は小、中、高と陸上をやっていて専門は100mと200mです。中学では割と成績は良かったですが、高校では長い間スランプに陥ってしまい記録も伸び悩みました。

   さらに、マイルのための400mの練習がきつすぎて陸上が嫌になってしまいました。高2の中盤では、早く部活を引退して受験勉強をしたいなどと訳の分からないことをほざいていた記憶があります。しかし、新人戦で何故かPBを出して100mで決勝で走れた辺りからそんなモチベーションも少しずつ回復していき、冬季練を無事越えた高3では今までに無いほど体が軽くなっていきます。

   当時既にコロナがはやり始めていて、緊急事態宣言により学校が休みになってしまったので、午前中は陸上部で競技場に行って練習していたのですが、自分であれこれ考えて練習することが多くなりました。

   この自分で考えて練習を作っていくというのが自分には合っていて、陸上が楽しくなってきました。結局大会はほとんど中止となり、練習の成果を発揮することはできませんでしたが、まだPBは更新していけると思えたので大学に入っても陸上を続けています。



 さて、多くの人が大学生活の間に自動車やら二輪車やらの免許を取ります。それぞれマニュアル(MT)車の免許とオートマ(AT)車の免許がありますが、マニュアル車特有の現象としてエンストというものがあります。

   マニュアル車ではクラッチというものを操作してエンジン(動力)と車輪をつないだり切り離したりします。ここでクラッチを切った状態とはエンジンと車輪が切り離されている状態で、クラッチをつないだ状態とはエンジンと車輪がつながった状態です。

   速度が0の状態から動き出す発進時はクラッチを徐々につないでいかないといけませんが、クラッチを一気につないで止まっている車輪と動いているエンジンをつないでしまうとエンジンに負荷がかかりすぎて逆にエンジンが止まってしまいます。これがエンストです。

   坂に自転車を停めて一番大きいギアで発進しようとしても、重すぎて動かないようなものです。エンストは誰しもが起こしたくないと思いますが、急いでいて早く発進したいときに焦ってクラッチを速くつなぎすぎたり、暖気が足りずエンジンの回転が弱い時などによくエンストします。こうなると再びエンジンを始動させないといけないので、丁寧にクラッチをつないだ時や暖気をしたときに比べ、結果的に時間がかかってしまいます。


急がば廻れということですね。


 ところで、陸上競技には怪我がつきものですが、自身の能力を超えて動いてしまった時に怪我は良く起こります。怪我をしたくないのは誰しもが思っていることですが、走りたい気持ちが勝り一気に出力を上げてしまったり、トレーニングが足りず筋力が落ちているときなどによく怪我は起こります。

   怪我をしてしまうと再び走れるようになるまで療養&リハビリをしないといけなくなり、徐々に出力を上げて行ったりしっかりトレーニングを積んだ時にくらべ、成長に時間がかかってしまいます。


こちらも急がば廻れということですね(笑)


 自分自身入学したての頃を思い出してみると、力が落ちているくせに新しい環境でいいところを見せようとして頑張りすぎた結果怪我しました。まあこんなのあるあるなんですけど、新入生のみなさん怪我には気を付けて下さい。